TVで盛んに報道されているように、今日はアメリカのアポロ11号が月面着陸し、アームストロング船長が月面に降り立った、人類で初めて降り立った日です。「It is a great step for the man.」(人類にとって大きな一歩である)という声を聞いたのは、1969年7月20日夏季留学でアメリカのニューヨーク州立大学ニューパルツ校(教員養成で今では有名な大学)のキャンパスでした。先生が大きなスクリーンをキャンパスの広い庭に用意してくれ、40人の仲間を一緒にその瞬間をじっと見ていました。あの頃はアメリカはベトナム戦争で多くの犠牲者を出し、ニクソン大統領もその対応に追われていたときでした。アラスカの空港で乗り換えたとき、グリーンベレー(兵士)たちとすれ違いました。戦争の怖さを身近に感じた年でした。
日本ではベトナム反戦運動が盛んで、高石ともやなどが「友よ」という歌を歌い、関西の大学では特に反戦運動が盛んだったような気がします。アメリカの友人もキャンパスの外で飲んだとき反戦、対ニクソン政権の歌を歌っていました。日本から行った仲間が西海岸のサンフランシスコ(オークランド)で七夕祭りをしたとき、「no more
hiroshima, no more war」と訴えたことが思い出されます。
あの頃の仲間の一部とは今も交流を続けていますが、仲の良かった友人は癌で亡くなっています。
親友だった関西の友人とは暫く音信がありません。
20歳の時の思いでです。あの頃を思い出すと、考え方がすべて甘かったなあと思います。
勉強に対しても人生に対しても社会問題の関しても、あまりにも無関心だった4年間だった。地に足の着いてない
4年間だった気がします。
物事を真剣に捉え、熟考することが出来るようになったのは、自分の人生計画を真剣に描いてみてからです。
最初の仕事でアメリカへ駐在し、数年過ごした経験は今では大きな財産ですが、仕事の上では、これをするためにこういう手段をとろう、という戦略を練れなかったこと。一方日系人の歴史などに興味を持ち始めたのもこの頃。
いろいろな人との出会いが自分を成長させてくれた。帰国後会社を退職し、企業研修会社へ転職。そこで大きな財産、転機を迎えるきっかけが出来た。たくさんの外国人との交流が今の自分の国際交流活動の礎となっている。その経験が今の会社でも生きている。数度の海外出張で役員のお供をさせていただき、通訳をしながら相手の会社の人たちとの交流も深められた。でも所詮仕事で行ったこと。個人的にはそれ以上の関係には発展しなかった。まあ、自分のその仕事に対する思い入れが薄かったのかもしれない。今思うと反省点はかり。
留学から40年もたったんだなあ。その頃の教授、そのころお世話になったホストファミリーやその子供たちとは
今も仲良くお付き合いをさせていただいている。
そんな感慨にふけった今日アポロ11号の月面着陸記念日だった。
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